Re: 工事計画届提出用の短絡容量計算書について

Re: 工事計画届提出用の短絡容量計算書について @ 2023/4/27 18:07
CPATFreeサポートです。

ご質問につきまして回答させて頂きます。

Q1. CPATでは電流源も表現することは可能でしょうか?
  逆変換装置を用いた風力発電機を含む系統について、短絡容量計算を
  してますが手計算の結果と合いません。

A1. 恐らく、CPATFreeの組み込み風力モデル(WECC)を
  ご使用されたものとお見受けしましたが,
  T法においては、制御モデル(Rブロックモデル)の故障電流は
  考慮されません(当該機からの故障電流の寄与がゼロ)。

Q2. 系統連系規定のとおり、定格電流の1.5倍の短絡電流を流出する
  ように風力発電機をCPATで設定したく、風力発電機の短絡電流値
  (3kA)から逆算して、%Z[pu]や風車容量[MVA]をCPATに
  入力しましたが計算結果があいません。
  そもそも電流源を表現できるのか、短絡電流値から逆算して
  発電機パラメータを入力できるのか分からずご質問した次第です。

A2. 上記A1のとおり、制御モデルの故障電流は考慮されません。
  T法において事故電流を供給するモデルは電圧源モデルである
  同期発電機モデルのみとなります。
  定電流の模擬や風力モデル(WECC)を用いて解析されたい場合は,
  過渡安定度計算(Y法)を利用する必要があります。
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