Re: 工事計画届提出用の短絡容量計算書について

Re: 工事計画届提出用の短絡容量計算書について @ 2023/5/1 16:59
CPATFreeサポートです。

Y法では、ユーザ定義設備・制御系(Rブロック)の機能で
定電流源として動作する制御モデルを作成し、評価対象となる
箇所で短絡故障を発生させれば、ご所望の計算ができると存じます。
なお,WECCモデルを利用する場合,
WECCモデルから事故時に供給する電流は制御系・定数次第ですので,
添付された通りにはならない可能性があることはご留意ください。

ユーザ定義の制御モデル作成方法やY法による故障計算の方法については、
CPATFreeメニューバーの[ヘルプ]→[CPATGUIマニュアル]より
開くことのできるマニュアルにて、それぞれ以下の箇所をご参照ください。

・ユーザ定義の制御モデルについて:
 [系統構成を設定する]→[テーブル]→[ユーザ定義設備・制御系【概要】]
 あわせて,R04CPATFree版(システム解説書).pdf(5.3節,5.5節)をご参照ください。
・Y法による故障計算について:
 [シミュレーションを行う]→[過渡安定度計算を行う]→[過渡安定度計算条件の設定]
 →[事故条件]

事故時の電流計算は正確にはY法で行う必要がありますが,添付資料で示された系統で,制御機器からの事故時の電流値が予め決まっているのであれば,T法でも簡略的には算出することは可能です。
電流源を電圧源+等価的なインピーダンスに置き換えることにより,同等の結果を得ることは可能です。
例えば,本ケースにおいて電流源の至近端で事故が発生したと仮定すると,
事故電流は3kAなので,等価的なインピーダンスは(22kV/√3)/3kA≒4.23Ω≒8.75%(系統基準容量=機器容量:10MVA)となります。
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